家族旅行で静岡県の伊東市、伊豆高原に行ってきました。
台風も近づいていて、温泉とプールのあるホテルだったので最悪ホテルに引きこもってればいいかと思ったてたけど、大きな天気の崩れもなく、各観光地で楽しめました。
大室山
子連れなので伊豆シャボテン動物公園を目指しましたが、その途中で草しか生えていない異様に目立つ山、大室山がありました。
あとで、「あ、ゆるキャン△」で見たやつだ、と気づきましたが、見た目に惹かれてロープウェーへ。
山にススキを始めとする草しか生えていないのは、毎年山焼きを行っているからだそうです。
ロープウェーはスキーと同じ乗り慣れたやつでした。
山頂では火口を一周できるようになっていて、火口内にはイワナガヒメを祀る神社と、なぜかアーチェリー場が。
風になびくススキは、毛並みの良い馬の背のようでした。
イワナガヒメといえば、ニニギに求婚された妹のコノハナノサクヤビメとともに、ニニギに嫁がされようとしたものの、醜さから送り返され、その結果ニニギをはじめとする天孫族の寿命が短くなったという話。
さらに記紀や一般的には、ニニギの子を身ごもったのはコノハナノサクヤビメの方だったと思いますが、ここの神社では身ごもったのがイワナガヒメになっていました。
身ごもらされた上に送り返されるというのは、なかなかの鬼畜ぶりです。
アマテラス系統の天孫族と姉妹の父オオヤマツミの一族は何か確執があったと思えてきます。
今回は真夏の青々とした大室山でしたが、今度はススキの穂が出てくる秋や、山焼きの時に行ってみたいです。
伊豆シャボテン動物公園
名前的にサボテンのついでに少し動物がいるのかと思ってましたが、放し飼いの孔雀、リスザルなどがいて、さらにどの動物も毛艶がよく健康的なのが印象的でした。
今までいった動物園で一番みんな健康そうに見えました。
子どもがガンガン餌に課金したがるのが大変でしたが、いい動物園でした。
一碧湖
大室山からも見えた小さな池、大室山の噴火で出来たそうです。
ボート屋と併設のカフェもあり、釣りもできます。
釣りキチの兄と500円の遊漁料を払って、バス釣りをしました。
桟橋からほど近いせり出した木の下にワーム(ゲーリーヤマモトのイモグラブ)を落としていたところ、40センチオーバーの人生初の雷魚をゲット。貧弱な竿では引き上げられずに網を持ってきてもらって引き上げました。
その後、チビバス達のあたりは大量にあるものの釣ったバスは1匹だけ。
また周囲を一周できますが、湖面に近く釣りができるのはその半分くらいでした。
今度はボートとチビバス装備を整えてまた行きたいです。
ぐり茶
ホテルのビュッフェに粉末のぐり茶というものが置いてありました。
知らなかったので調べてみると伊豆特産の緑茶の一種らしい。煎茶と違い揉まずに乾燥させている?詳しくは↓。
ぐり茶とは|伊豆の香り ぐり茶の杉山
https://www.guricha.co.jp/contents/guricha.html
苦みの少ないお茶で、食後にいいお茶でした。
お土産に帰りに道の駅 伊東マリンタウンで一袋買ってきました。
伊の国のつながり
いつも千葉の海に行っていますが、伊豆の海はそれよりも透明度が高く、きれいな海でした。そういえばぐらんぶるも伊豆でした。
山や地形の険しさは比べられないほど伊豆のほうが険しいですが、その中に多くの別荘や家も立ち並び、その人気の高さを感じました。
また、伊予の伊、阿波からはじまり、太平洋の黒潮沿いに、伊勢、伊賀、伊豆、伊東と伊つく地名が続いています。
千葉県の夷隅も以前は「伊隅」と書いていたこともあり、もしかしたら伊のすみっこという意味だったとう説もあるそうです。