発売日に買った薪グリルⅡ 富士山ver.を我慢できず、翌日に彩湖道満グリーンパークへ焚火に行ってきました。
動画を見直すとニイニイゼミの鳴き声がすごい。初夏だ。
薪グリルという名前だけあり、機能だけでなく、薪の包容力の高さを感じる焚き火台です。
幅が40cm以上あるけど、奥行きもそこそこあって、自作の枝薪は短くカットしたのを縦向きに積んで燃やせるのも良いです。
絶妙な空気抜けで熾火ができやすい
薪グリルは名前の通り調理用グリル(金網)の利用、つまり料理を主目的とした焚き火台だと思っています。
料理には安定した火力になる炭に近い熾火状態になってから行うのが一般的だと思いますが、下がメッシュだったり風抜けが良すぎると熾火が少なくなってしまいます。
燃焼効率という言葉でいうと悪い、となってしまうかもしれませんが、燃えやすすぎるのもデメリットにもなります。
薪グリルは3方向の風防と控えめな空気穴、小さめ浅めのロストルで、あえてゆっくり燃えるようにしていると感じました。
試しになるべく燃やし切るように最後は放置しましたが、消えることはなく、動画の最後にあるような小さい熾火がたくさんできました。
高さ調節できるゴトクが良い
ゴトクは3段階の高さ調節ができて、極太で耐荷重10kgです。私は料理はできないので少しオーバースペック感もあります。
ゴトクの加熱中の高さ変更は難しいかなと思っていましたが、火ばさみで片方ずつ持ち上げて切り替えできました。U.L Hibasamiの先が掴みやすいのが良かったかも。
最初の方は、薪をたくさん入れるので高めの位置、火が落ち着いて嵩も減ってきたら低めで熾火料理、という使い方がよさそうです。
左右に長さがあるので、炭をどちらかに寄せての左右の火力調整もやりやすいです。
3方向の風防効果で熱も逃げにくそうです。
薪の入れ方には注意が必要
デメリットしては、空気の通りは控えめな分、火がつきにくい、消えやすい、不完全燃焼で煙が出やすいがあると思いますが、メリットの裏返し。
薪の太さ、置き方を工夫すれば大きな問題はなかったです。いきなり太い薪をガンガン入れたときは煙がすごかった・・・。
私は1年でたくさん枝を燃やして経験値が積めたおかげかリカバリーもできましたが、初心者でいきなり使うには少し難しい焚き火台かもしれません。
まあ最初の焚き火台に1.5万円のこれを買う人はほとんどいないと思いますが。
頑丈
しっかり厚めのステンレス3面と極太のロストルで、頑丈さと安定感は抜群です。
移動には車とキャリーワゴンは必須。
3時間燃やしましたが特に変形は見られませんでした。
組み立てと炭捨てはちょっとてこずる
組み立てと行っても火床をはめるだけですが、コの字になった背面、側面の板が動いてしまうため、はめ込むのに少しコツがいります。
またハンドルが付いてるので最後にそのまま炭捨てを試したところ、火床が外れて崩壊しました。革手袋越しでも熱いので再組み立ては断念。
付属ケースは使えるけど持ち手もなく不便
付属のケースは少し厚めのポリエステル生地の巾着袋。
すぐに破けたりはしなさそうですが、持ち手がない。3.8キロと重めなので片手で持つのは大変。紐も細いので持ち手としては不十分。
また縦方向に入れるため、下側に重さが集中するので、変な持ち方をしたら角が食い込んで破けたりしそう。
ちょうど、廃盤品のユニフレームのギアケースがあったので購入しました。定価の5000円だとキツイけど、3000円弱で、他の焚火グッズも収納できて、チャックで蓋ができるのはよさそう。
ユニフレーム(UNIFLAME) UFギアバッグ50 683576
https://www.naturum.co.jp/product/?itemcd=3220766
夏はクソ熱く冬はあったかそう
真夏の30度超えの気温の中の焚火だったため、背面、側面の風防効果と反射熱でかなり熱く2メートル近く離れて座ってました。
これまでのロータスプラスよりも離れないと耐えられない暑さ。
その分、冬にはかなり暖かそうで期待できます。
横や後ろに行ってしまう熱がもったいないなぁと感じていたので上と前に集約される竈門形態は良いです。