Skip to content

瑠璃の宝石 アニメ 第5話「見える世界、見えざる世界」感想

研究の一休みとして、海岸で瑪瑙取りと、再び川の砂調査で砂白金を見つけた回。

縞模様がきれいな瑪瑙ですが、鉱物としては水晶と同じ石英とのこと。何度も何度も結晶化して層になり、その不純物の色で縞模様に。

縞がないものは玉髄と呼ばれるそうです。さらに不純物が多く透明感がないものは碧玉。様々な名前がついているのは、それだけ昔から宝石として扱われてきたからかもしれません。

石英なので物質量は多く、砂金や翡翠と比べると見つける難易度は低そうです。

合間の凪の小径によると、瑪瑙は「玉」と呼ばれていたそうで、玉が付く川は玉が取れていたのかもしれない。

また埼玉県にも玉川があり、現在は合併してときがわ町となった玉川村もありました。福島県には現在も玉川村がある。今後玉のつく川に行く機会があったら瑪瑙を探してみたいです。

今回は波の強く、テトラポッドが壊れているところで瑪瑙が多く見つかっていました。波の強弱やその原因となる地形の変化を読み解くことはサーフ釣りにも通じるものがあります。

瑠璃と凪のイチャイチャシーンは前半最後、夕日で瑠璃が凪のももに頭を乗せて膝枕。足もムチムチしてて気持ちよさそうです。

後半は、サファイアの産地探しに戻り、川での砂収集。

そこで瑠璃は銀色の塊を見つけました。銀だと思うけど酸化で黒くなるので銀ではないと凪にも伊万里にも否定されてしまいます。

水にいれて落ちる速度で比重を調べると、銅より圧倒的に早く落ち、金とほぼ同じ比重ということがわかり、砂金のプラチナ版、砂白金の可能性が高いことがわかります。

そして砂白金があるところにはあるはずの蛇紋岩探しに出かけます。

蛇紋岩というと、千葉県の鴨川市にも蛇紋岩があり、そこでとれる美味しい長狭米の理由として、蛇紋岩のミネラル分が溶けた湧き水がその理由として上がられていたことを思い出しました。石の知識はいろいろ繋がりますね。

なぜ白金と蛇紋岩が関係しているかというと、蛇紋岩は地層深いマントルから出てきた岩石で、白金などの希少金属はマントルに多く含まれているからとのこと。

外で見えている蛇紋岩は、地表に出てきたごく一部。見えない深いマントルまで続いているそうです。

蛇紋岩を見つけたあとは、砂白金探しへ。瑠璃はこれまでの砂研究でかなり上達してきたようです。

「瑠璃の宝石」TVアニメ公式サイト
https://rurinohouseki.com/

powered by VitePress